リスト(配列)を使用して平均値と標準の計算する
図7-1から図7-4は1,2,3,4,5の平均値と標準偏差をリスト(配列)を使用して計算させている。それぞれ、以下の働きをしている。
- 図7-1 (main routine):
emptyを呼び、listを空にする。1,2,3,4,5の整数をlistに追加(末尾に追加)。関数aveと stdを呼ぶ。
- 図7-2 (empty):
listを空にする関数。listの1番目のデータ(セル)がなくなるまで、そのセルを削除する
- 図7-3 (ave):
listのデータの平均値を計算。答えは変数mに入る。
- 図7-4 (std):
平均値mを使用して、listのデータの標準偏差を計算、答えはstdに入る。
このプログラムを作成するには、まず、「データ」の「変数を作る」を利用して変数i, m, s, stdを作成し、さらに「リストを作る」を利用してリストlistを作る。
リストとは配列に似た構造をしていて、変数がグループになっているものである。リストは作成したばかりの時は、名前だけが存在してデータも空のセルも存在しない。リストにデータを入れる時は通常末尾に追加という形で入れられる。まずセルを追加して、そこにデータを入れる。場所を指定して挿入することもできる。また、場所を指定して、そのセルを削除することができる(empty)。