mからnまでの合計を計算する
図2はmからmまでの整数の合計を計算するプログラムである。このスクリプトは前回の「数列と級数1」の整数の合計演算における「始めの数(=m)」と「終わりの数(=n)」をスクリプトの最初でセットしておいて、計算する方法である。この方がより一般的である。
旗をクリックするとm(=1)からn(=10)までの合計が計算されて、ステージ左上にi (=11), s(=55), m(=1), n(=10)として示される。合計はs(=55)である。
このプログラムを作るには、まず、猫を消しておく(消さなくてもよいが、ここではスプライトは使用しない)。4つの変数(i, s, m, n)を宣言して、それぞれm=1, n=10, i=m, s=0,に設定する。
sをi (始めi=m)づつ変化させ、iを1づつ変化させる。これをi>nになるまで繰り返す。そうするとsにmからnが足しこまれる。
以下スクリプトの作成:
1.「イベント」から「旗がクリックされたとき」を選びスクリップとエリアに移動させる。
2.「データ」の中で、i,s,m,nを宣言し、そこで、「sを0にする」、「iをmにする」、「mを1にする」、「mを10にする」を作り、スクリプトにつなげる。
3.「制御」から「・・・まで繰り返す」を選びスクリプトエリアに持ってくる。・・・の条件を「演算」から選び、更にその中を「データ」の変数から選び下のスクリプトのように設定する。
4.「データ」から「sをiづつ変える」「iを1づつ変える」を「繰り返し」の中にセットする。このようにすると、iが変化して条件を満たさなくなったとき、繰り返しから抜ける。
5.「データ」の変数i, s, m, nにを入チをェックれておく。これは表示させるため。